こんにちは、こんにちは、東京紙器のナッツです!
今回ブログデビューです!
本日は、とても小さく素敵なシャチをモチーフにしたパーツをご紹介します。
ファイバー紙を使って、ピアスやストラップのパーツを製作したいとのことで弊社を見つけていただきました。
シャチパーツの仕様について
製品の仕様は台紙などつけず、バラでパーツのみという仕様です。
パーツ本体の用紙はバルカナイズドファイバーの色は黒、1mm厚です。
全長25mm程度とのことですのでかなり小さなパーツになります。
ピアスにするとなるとやはりこのぐらいのサイズ感がちょうど良さそうですので、とても繊細な加工が求められます。
用紙厚は、0.8mmと1mmでお客様も悩まれておりましたが、それぞれ実際にカットしてみると強度の違いがはっきり出ました。
0.8mm厚では、金具を通すところが千切れやすく、シャチのおなかの部分のほそ~いところがなんとも心もとない弱々しさ。実際に少し爪を立ててみると千切れてしまいました。
特に強度が必要な部分など、データ上ではうまくいきそうでも実際にカットしてみると新たな発見がありますので、弊社では量産する前にテストカット(有料)もお勧めしています。
今回もテストのご報告をした上で、1mm厚で進行させていただきました。
繊細さの表現が素晴らしい
形状は、原型のデザインを保った美しさを表現するために、出来るだけ細く、かつ最低限の強度を保ちたいとのこと。
たとえばシャチのあご下のラインなどは出来るだけ細くしたいとのこと。
また、金具のつく部分はしっかりと太さを確保しつつ、パーツの内部であったり、負荷がかかりにくい場所であればかなり細くすることで、できるだけイメージを維持することが課題となりました。
私もほそ~い部分が千切れてしまうのではないかと内心ハラハラしていましたが、意外としっかり、繊細に仕上がりました。
最終的にはおなかの細い部分は0.4mm程度のデータサイズでしたが、レーザービーム自体の太さがありますので仕上がりは0.1mmほどの細いラインに仕上がっております。
今回は形状と細い部分の長さなどバランス的にうまくいったパターンですが、細くしすぎてしまうと千切れるなどの大きなリスクが伴いますので、通常線の太さは、1mm以上(最低0.7mm)をお勧めしています。
アクセサリーのパーツになったシャチ
こちらのご相談をいただいてから、「これがどんな風になるのだろう?アクセサリーになった状態が見たいな…」と思っておりました。
納品後、お客様に思い切ってこちらのブログで紹介させていただけないかとお伺いしたところ、気持ちよく快諾いただきました。
また今回は、アクセサリーとして販売されているサイトまでご紹介いただきましたので、こちらでもご紹介させていただきます。
イヤリングやピアス、マスクフックなどのいろいろな金具につくととても素敵なアクセサリーへと変身していますね。
最後に
こんなふうに紙クリップ以外でもファイバー紙を使うことは可能です。これまでにも、紙クリップ以外で製作した事例をご紹介いたします。
同じ紙クリップでも台紙を工夫された事例です。
名刺に添える紙クリップ
いかがでしょうか?
アイデアのある方は是非挑戦してみてください。
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました!
またのご依頼をお待ちしております。
紙クリップに関して気になった方は、弊社運営の紙クリップ専門サイトCLI-LABから是非お問い合わせください!