早いもので2024年も年の瀬が近づいてきました。皆様にとってこの1年はどんな年だったでしょうか。今回は年末のご挨拶もかね、この1年を振り返っていきたいと思います。
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2024年の振り返り
はじめに、元旦に能登半島地震が発災しました。いまだに復興が進まず、ご苦労されている方も多いと聞きます。ここで改めて被災された方にお見舞い申し上げたいと思います。
さて、経済環境をふりかえると、全体としては一定の安定感があったようですが、ここにきて物価高がボディーブローのように響いてきています。
総務省の統計によると、物価高によって食料や日用品などの日常的消費は抑制される一方で、旅行など非日常的消費が優先されている様子が見受けられます。ただ優先されているとはいえ、金額的にはコロナ禍前よりも低水準であるようです。
実質賃金は依然マイナスですがプラス転換が近づいているようで、徐々にではありますがインフレの良い部分が家計にも波及しつつあります。経済の好循環が起きるかはこれからが正念場といえるでしょう。
東京紙器の1年
設備改善
弊社の2024年は社内のインフラ改善がかなり進んだ1年となりました。ネットワーク周りをはじめ、いくつかの工事を経て老朽化していた部分の更新が進み、社員の作業環境が大幅に改善されました。新しい物を使うのは気持ちが良いですね!
打抜き加工
打抜き加工事業は、働き方改革や業界全体での人手不足の影響を受けつつも、大きな事故を起こすこと無く1年を終えることができ、共同印刷株式会社様からは優良協力企業として2年連続で表彰いただきました。来年以降も引き続き、創業以来の主要事業の一つとして、より多くのお客様のお力になれるよう尽力してまいります。
オリジナル付箋製作
付箋は実用性と宣伝力を兼ね備えた素晴らしいノベルティです。今年はノベルティの動きが活発で、弊社が運営する「付箋本舗.COM」からも沢山のお問合せをいただきました。
弊社では絵柄が変わる付箋や型抜き付箋、大判付箋といった、ちょっと変わった付箋の製作が得意で、小ロットから大ロットまで幅広いロットへ対応しています。
来年も引き続き、豊富な経験と日本有数の実績で、個人から法人までさまざまなお客様のオリジナル付箋作りをサポートしてまいりますので、「付箋本舗.com」をよろしくお願いします。
レーザーカット加工
レーザーカット加工の事業では、多くの切絵作家やデザイナーとの協力関係、そして紙や印刷・加工の知識を軸にしたご提案で、切り絵御朱印の製作を多数ご依頼いただきました。いくつかは事例として弊社HPにてご紹介をしておりますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。
切り絵御朱印製作では、専任スタッフによるきめ細やかな対応や、製作の流れの見える化などを通じてサポート体制を充実させたことで、お客様がお気軽に安心して問い合わせいただけるようになりました。
また、製作物のデザイン性や品質の高さなどへの評価もいただきました。来年以降は御朱印を作って終わりではなく、その後も含めてしっかりサポートするサービスを強化していきたいと考えていますので、ご期待ください。
ファイバー紙加工
生分解性があり自然に優しい素材のファイバー紙ですが、これまで主に紙クリップとしてご提案してきました。今年は文字栞や商品タグの製作など、「クリップ」の枠を超えた新たな製作例も作ることができました。
ファイバー紙にはまだまだ沢山の可能性が秘められていると考えています。「Ideaを形に。」する精神のもと、より革新的で環境に配慮した製品の開発を目指したいと思います。
来る2025年はどんな年か
2024年は各国で総選挙が行われるなど、世界の政治と経済情勢が大きく変化し、日本を含む多くの国々にさまざまな影響を与えた1年でした。
MRI三菱総合研究所の展望によると、2025年も世界経済及び日本経済は底堅さを維持していくとの見通しで、日本経済は内需を中心に底堅く、家計収入の増加がうまく個人消費に結びつけば好循環を維持できるとの予測です。経済全体が良ければ当然弊社をはじめとした中小企業へも影響をもたらすことになりますので、予測通りとなることを願いたいですね。
弊社も2025年に向けてすでに動き出しています。既存事業の拡大はもちろん、新たなサービスや商品の展開を予定しており、来年以降様々な形で皆様にご提案、ご紹介する予定です。
1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
本年も、お客様をはじめ、さまざまなお取引先様のおかげで無事に1年を終えることができます。あらためまして、東京紙器株式会社として感謝申し上げます。
来る2025年も良い年となるよう御祈念申し上げ、本年末のご挨拶とさせていただきます。
弊社は、これからも「Ideaを形に。」の精神を大切に、お客様のモノづくりを全力で応援します。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年末
東京紙器株式会社 代表取締役 山田 俊英