極薄の紙の打ち抜き・加工について
こんにちは、東京紙器です。
前回は用紙寸法についての記事でしたが、今回は薄紙の打ち抜きについてご紹介します。
薄紙の型抜きが苦手な抜き屋さんは多いですが、弊社ではコート紙なら46判ベースで90kgから、上質系の紙なら55kgから加工できます…。
「え、もっと薄い紙はできないの?」
そんな声が聞こえてきそうですが、実はオートン(自動平盤打抜機)でなければもっと薄い紙の加工もできます!
弊社はオートンだけでなくビク抜き機の設備があるので、極薄の紙も加工できます。ただし、作業上制約がありますので、その都度ご相談ください。
ところで何故オートンでは薄い紙の抜きが難しいかご存知でしょうか。
車の衝突事故のように、機械の中を勢い良く流れている紙を打ち抜き部で急停止させる際、紙が薄くコシがないと、潰れてシワがよって加工に悪影響を及ぼすためです。
ですから、薄い紙を打ち抜く時は必ず機械のスピードを可能な限り遅くします。遅くする分、時当りの加工枚数が減るので、加工単価が少し上がります。
一昔前であれば薄紙の加工はハイデルベルグ社のシリンダー打ち抜き機が得意でしたが、古い機械(50年以上前からある機械で現在は製造を終了しています。)なので、今では使っている会社も減ってきているようですね。
極薄の紙の打ち抜き・加工、トムソン、ビク抜きについてお気軽にご相談ください。
むしり、梱包もやります!