画像:紙で作る新しい世界.jpg

注目のキーワード

お待たせしました!2023年版リングレスカレンダーサイト公開

※最新の2025年版リングレスカレンダーの概要はこちら

コロナ禍の中でも粛々と環境対応商材の採用が進んでいる紙業界。年末年始の風物詩カレンダー作成においてももちろんその動きが進んでおります。
昨年度より好評いただいておりますプラスチックリング無しのエコな卓上カレンダー「リングレスカレンダー」の2023年版サイトが先日公開されました!

2023年版は2022年版と比べて少し仕様が変わっております。改めてリングレスカレンダーのご紹介、2023年版の特徴を今回簡単にご紹介したいと思います!

最大の特徴「リングレス」

リングレスカレンダーがリングレスを謳う理由。それは卓上カレンダーによくあるプラスチックリングを全廃していることです。
卓上カレンダーは壁掛けに比べて年々生産量が増加傾向にありますが、大体生産にあたりネックとなるのがプラスチックリングの製造・在庫となります。
環境負荷が高いことはもちろん、プラスチックリングの製造が間に合わずに製造期間が延びることもしばしばあるようです。

またこのリングはどうしても嵩張ってしまうため、封筒などに封入していくことが困難で(1つ1つ入れることはできても輸送時の問題が発生しやすい)、輸送コストが思ったよりもかかるという隠れた問題もあります。

最近流行のペーパーリングにすることでプラ利用量を削減しても上記のような問題点は改善されません。ペーパーリングは柔らかいので、かえって耐久性は弱くなってしまいます。また、プラスチックリングよりもコストがかかるというデメリットもあります。

レジ袋1枚と同等のプラスチック削減効果

リングレスカレンダーは付箋製造で培った糊の技術を応用することで紙リング含めリングそのものを全廃することに成功しました。
これにより1部当たり約6g分のプラスチック使用量削減にくわえ、フラットにたためることによる書きやすさの向上、封筒封入が可能になるといった副次効果も得ることができました。

プラスチック使用量についてはレジ袋1枚分と同等で、例えば1000部作成すると削減量はリング有卓上カレンダー作成に比べて6kg削減となり、これはデスクトップパソコン約10台分のバージンプラスチック量に相当します。

リングが無くても問題無し

リングが無いと聞くと大体思い浮かべるデメリットは2つです。

⑴脱落しやすいのではないか?
⑵次月めくったときに前月を見返せないのでは?

実はこの2点とも心配はいりません。

まず⑴の脱落しやすいのではという懸念については、1kg以上の引っ張り負荷にも耐えられることが実証済みです。玉紙を1枚だけ持った状態で、飲み物の入ったペットボトルを2本分吊り下げても脱落することはありません。付箋事業において年間1000件近くの案件をこなしてきた経験も活かし、その点については厳重な注意を払っております。

さらに⑵についてですが、糊で連なっているため、先月分をめくると剥がすことになるのは間違いありません。しかし台紙の裏側に剥がした紙を挿し込めるスリットがあるので、それを使えば先月分を見返すことができます。
スリットは複数枚挿し込めますので、必要であれば11カ月分を挿し込んで残しておくことも可能です。実際にどこまで昔のカレンダーを見返すことがあるのか疑問ではありますが・・

玉紙には卵の殻を再利用した「CaMISHELL」を採用

以前の記事でも紹介したCaMISHELL(参照記事)を引き続き玉紙に採用しております。CaMISHELLは産業廃棄物として処理されている卵の殻を再利用したカーボンオフセット可能な紙です。印刷・加工適正は通常のマットコート紙とほぼ変わらないので見た目だけではほとんど見分けることができないと思います。

CaMISHELLはSAMURAI TRADING社特許所有の紙です。詳しくはHPよりご覧ください。

バイオマス80認定のセロファン封筒を個包装用袋として使用

個包装用袋には、昨年と引き続きバイオマス80のセロファン封筒を採用。プラスチック製のOPP袋と比較しプラスチック使用量を劇的に軽減しています。防湿セロハンを使っているので、耐久性・耐湿性についてはほとんどOPPと遜色有りません。生分解性があり、燃えるゴミとして処分できるため分別が楽になっています。

セロファン封筒はサンプルでも個包装に使っているので、気になった方は是非実際に手に取ってお試しください。

2023年度版の特徴

さて、では来年度版リングレスカレンダーは本年度版と比較してどこが変わったのでしょうか。

最も顕著な違いはサイズです。2022年度版はCaMISHELL版とマットコート版に分かれており、サイズが異なっておりましたが、2023年度版では全て今までのCaMISHELL版サイズに統一されました。

<2023リングレスカレンダー仕様>

台紙用紙    :ハイボードWFS 310g(※)
台紙加工    :裏面スリット加工有
玉用紙        :エコ玉名刺用紙FS 160g(CaMISHELL) or マットコート135kg
玉サイズ    :150W×105H
綴り枚数    :表紙有13枚
封筒            :セロハン封筒(バイオマス80マーク 防湿セロハン製)
備考            :台紙に印刷可能(名入れ含む)、玉オリジナルデータでの印刷可能

※紙の在庫状況により予告なく同等の紙に変更となる事があります。

またデータを全て作成するのが困難というお客様もいると思うので、フルデザインの他、台紙名入れのみのパターンでも製作が可能となりました。

玉紙のデザインパターンは3種類あり、カラフルでよりエコな印象のタイプA、モノトーン調でシックな印象のタイプB、好きな画像・写真を入れられるタイプCの3種類です。詳しくはリングレスカレンダーサイト「ご利用案内ページ」をご参照ください。

サイトに載っていないカスタマイズも可能ですので、まずはお問合せください。(実績として壁掛けのカレンダーをリングレスで製作したこともございます)

気になった方はまずサンプル請求!

昨年も様々なお客様に作成をいただきましたリングレスカレンダー、お陰様で少しずつ広がりを見せています。他では製作できないリングレスカレンダーをご検討の際は、まずサンプルを手に取ってご判断いただけます。

リングレスカレンダーサイトの「お問合せページ」よりサンプル請求の旨と必要事項をご記載いただき、お問合せください。

小ロット~大ロットまでご対応可能です。(大ロットの場合要紙在庫確認)
リングレスカレンダーは基本的に全て受注生産となり、年末が近づくと製造が込み合う傾向がございますので、是非お早めにご連絡ください!何卒宜しくお願い致します!

山田俊英
yamada-toshihide