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紙ハンガー(カミハンガー) vs プラハンガー!メリットとデメリットを比較してみた

暑い日が続いています。今年は第7波真っ盛りの中で迎えた夏休みでしたが、行動制限が無い中でお盆の人手はかなり多かったようで、空港の人出はコロナ前の水準を回復したそうです。

急激に感染者数が増えていてまた経済に大ブレーキか!と身構えていましたが、そこまで大きなブレーキはかからないようでその点は安心しました。ただ、身近なところでも感染者がかなり出ており、息子も熱がでて医療用の抗原検査キットを探して検査した(陰性)ということもありました。本当に間近に迫ってきているので実際に自分や家族が感染するかもしれないという怖さを以前よりも感じます。

さて、コロナなんぞよりも流行ってほしいもの、カミハンガーですが、やはりプラスチックハンガーと何が違うのか?どこがいいのか?というところが疑問だと思います。そこで今回は紙ハンガーとプラハンガーをメリットデメリットという点で比較をしてみました。お盆休みボケを解消するためにもぜひご一読ください!

 

紙ハンガーとプラハンガーの特徴

まずはそれぞれのハンガーの特徴を列記してみたいと思います。

<紙ハンガーの特徴>

  1. 燃えるゴミとなる
  2. 印刷や加工で意匠を自由に変えられる
  3. 水分、湿気に弱い
  4. 形状変更するには型が必要
  5. 表面の素材を選べる
  6. 工数、価格はプラよりも高価
  7. 部分的に厚みを変えることが困難
  8. サンプルを作成するのが容易

<プラハンガーの特徴>

  1. プラごみとなる
  2. 型を作れば大量生産して安価に製造可能だが少量だと高価
  3. 水分に強く耐久性が高い
  4. 形状変更するには型が必要
  5. 表面の素材は選べない
  6. 部分的に厚みを変えられる
  7. ロゴや名入れはレーザーやシルク印刷で可能

 

紙ハンガー vs プラハンガー

紙ハンガーは、脱プラの動きに即していることは勿論ですが、最大の特徴は意匠性が高いことにあると思います。印刷やレーザー加工でデザインを入れられることもそうですが、紙の種類自体を変えることによってよりユニークなハンガーを作ることができます。

弊社でテスト的に、履き古したデニムをカットしてハンガー表面に合紙をしてみましたが、面白い素材感のものが出来上がりました。こういったものも作れるのが紙ハンガーの特徴ですね。

 

上記のように手軽にサンプルを作りやすく、オリジナル形状で作りたい場合にテスト作成が比較的容易にできます。量産する前に試作したいという要望は多いですからこの点は強みです。

しかし紙である以上湿気には弱いため、濡れたものを干すなどという用途には不向きです。また、成形するものではないので部分的に厚くしたり、かなり分厚いもの(10mmなど)を作ることが不可能ではありませんが難しく、またコスト的に合いません。

一方のプラハンガーは、昭和30年代後半から登場しているようですが、現在までその地位を脅かすものが登場しなかったように、服をかけるという通常の用途で使う分には機能的、価格的に極めて優れています。物によってはシルク印刷やホットスタンプ印刷で名入れすることもできるので、高級アパレルブランドではオリジナルのハンガーを使っているところも多いですね。

ただ逆に大量に生産し安すぎるがゆえに廃棄される量も多く、問題になっているのも事実です。また、素材は基本的に選べず、意匠性も高いとは言えず少量生産に不向きなので販促物等のニーズに応えるのは難しくなります。

 

紙ハンガーのメリット vs デメリット

さて上記を簡単にまとめてみます。

<紙ハンガーのメリット>

  1. 脱プラなど環境問題解決に貢献できる
  2. CO2削減、SDGs達成にむけた企業イメージアップにつながる
  3. 印刷、加工、素材を通じてオリジナルの販促物やノベルティとして使える
  4. 少~中量生産(1万部くらいまで)に向いている
  5. オリジナル形状で作りたい場合に向いている

<紙ハンガーのデメリット>

  1. 大量に使うクリーニング用途などには向いていない
  2. 耐湿性を求める用途には使えない
  3. プラハンガーよりも高価になりがち
  4. 部分的に厚みを付けたい場合や厚みを重視する場合に実現困難(不可能ではない)

 

CO2排出とパルプ使用量を減らせる東京紙器オリジナルの紙ハンガー(カミハンガー)

さて、いろいろな事件が起きる中で話題性が薄まってしまった感のある脱プラの動き、まだまだこれからですよ。世界的にはEUが2030年までに使い捨てプラスチック削減を宣言しているのをはじめ、グローバル企業を中心に様々な脱プラ施策を進めています。当然日本もこういったトレンドに追従するでしょうから、脱プラの動きは止まらないでしょう。やるかやらないかではなく、いつやるかというレベルになってきていると思います。

弊社のカミハンガーの特徴は厚みが4mmと比較的厚いことと、もう1つは表面の紙にCaMISHELLという卵の殻を再利用した紙を使用できることです。
紙の弱点の1つは生産時にかなりのCO2を排出することですが、CaMISHELLは通常紙と比べCO2などのGHG排出量が約2割少なく、またパルプの代わりに卵の殻を使うので、パルプ使用量も1~5割削減することが可能です。
通常の紙よりも多少高価ですが、環境対策には非常に優れた紙となっています。

 

言わないとわからないけど、言っておきたいカミハンガーの特徴

もう1つぜひ伝えておきたい特徴として、カミハンガーの角が丸いということが挙げられます。紙製ハンガーは打抜き加工で作ることが多いと思いますが、通常厚い物を打抜くとその特性上、エッジが立つこととなります。そうなると服が引っ掛かりやすくなり、生地を傷める恐れがあります。

ただ弊社の4mm厚カミハンガーは角が丸いため、生地を傷めるリスクが低いです。言われないとなかなか気づきませんが、そういうところにもこっそりこだわってるんです!

 

今回は紙ハンガー(カミハンガー)vsプラハンガーということでその特徴の比較、メリット、デメリットをまとめてみました。カミハンガー検討のご参考になれば幸いです!

まだまだ残暑厳しいですので読者の方々お身体ご自愛ください!

カミハンガーについてはこちらの記事もご参照ください
プラスチック=悪ではない。プラスチック資源循環促進法対策に紙製ハンガーはいかが?

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