厚さ約1mmの紙で多角形パズルを作りました。
鋭角のある図形を正確に打ち抜くことは、一見簡単そうに見えて実は
大変難しく抜き屋泣かせです。
抜き型は刃物に厚みがあるために鋭角の頂点部分に隙間ができます。
その解決方法として刃物を削って(すりあわせという)頂点を接近させま
すが、角度が小さいほど難しくなります。
また型が出来ても1mmの厚みの紙を抜くと問題が発生します。
刃の厚みは基本0.7mmあります。その厚みの刃物が2枚紙の中に入っ
ていくと紙の逃げ場がないので刃物にものすごい圧力がかかり、刃先が
開いたり、曲がったりしてまたもの形状に抜けないということになります。
弊社では抜く回数を複数回に分割してなおかつ正確に打ち抜きができる
機械があるのでこんなパズルも作ることができます。