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最近多い失敗データ事例

最近多い失敗データ事例

レーザーカットデータ作成時に気がつかず、作り直しが必要になる事例のひとつをご紹介します。
通常イラストレーターでデータを作成する場合表示はプレビューで作成すると思います。
たとえばこんな形にレーザーでカットしようと思い作ったデータを表示プレビューで見ると
下記のようになっています。

データ入稿時に表示をアウトラインにして不要な線が隠れていないかチェックしてもらうので
アウトライン表示で見た画像が下記のようになります。

アウトライン表示で見ても一見問題がなさそうなので気がつきません。
ところがここでダイレクト選択ツールでオブジェクトが1つのパスでできているか確認のために選択して移動してみたら、なんとつぎつぎに隠れたパスが出てきました。
上記の例では4つのパスが隠れていたのです。
こういったデータはレーザーカットデータとしては使用できません。
CAD用のソフトで作ったデータにもこのようなデータが多くみられます。
どうも作成過程のデータが残ってしまうようです。

またイラストレーターは画像データをオートトレースすることでベクトルデータに変換する
ことが可能です。
大変便利な機能なのですが、データが重なっていることが多く、隠れデータが必ずといって
いいほど潜んでいます。その場合は人力で不要データを探して削除しなければなりません

皆さんご注意のほどよろしくおねがいします。

東京紙器株式会社

2010.12.20

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