レーザーカットデータをイラストレーターで作って送っていただく前に必ず確認してほしいことがあります。
1.必ず「表示」でアウトラインでカット線を確認する
皆さんはデータを作るときイラストレータの「表示」機能はプレビューで設定して設計をなさると思います。
レーザーカットの光線は「表示」機能でアウトラインで見える線の上を走って切ります。
プレビュー表示で隠れている線があると見つかりませんので、必ずアウトライン表示でカット線を確認してください。
2.不要なアンカーポイントは消す
設計作業をしている際に発生したアンカーポイントが不必要になった場合は必ず消してください。これもアウトラインでみると見つかりますが、このポイントが残っているとその点に向けてレーザーが発射されて傷が付いたり、作業に時間がかかったり問題が起きますので、最後のごみ掃除を忘れずに行ってください。
3.補助レイヤーは使用しない
補助レイヤー機能は便利な機能ですが、レーザーカット機には認識できない機能です。必ず別レイヤーとして設定してください。
4.ハーフカットがある場合は別レイヤーにする
ハーフカットは紙を薄く削り取って擬似的に筋押しの機能を持たせるものですが、レーザーの出力をカットレーザーとは別の出力に設定してカットします。そのために必ずハーフカットレイヤーを別に作ってください。
5.複雑なカットはカットデータをいくつかのレイヤーに分けて
密集したレーザーカットをしたい場合は熱の発生による紙の変形をできるだけ抑えてカットする必要があります。そのためにカットの順番や場所を細かく分けてカットする必要があります。データ上で隣接するデータをそれぞれ別のレーヤーに分けてデータを作っていただくとうまくカットできます。
細かいデータの場合は5つ位のレイヤーに分けるといいでしょう。
6.印刷データとカットデータは必ず別レイヤーになっているか確認する
印刷データとカットデータは別レイヤーに分けていないと判別ができません。必ずご確認ください。
7.Macで圧縮データを送付の場合はファイル名アルファベットのみをご使用ください。
Windowsで解凍すると文字化けをおこしてファイル名を判別できませんので、ご確認をお願いします。
以上を確認の上データを送信するようにしてください。