5/16 17 東京国際展示場にてデザインフェスタ29が開催されました。弊社も初めて拓殖大学竹末研究室と共同で作品を展示させていただきました。広島市在住のきり絵絵本作家「毛利まさみち」さんの切りおろし作品をレーザー加工で再現してみました。全部で4枚でストーリー展開されています。
むかし むかしの その昔。
この里では ながい日照りがつづいて、
みんな こまっていました。
それで てんぐ山に住む てんぐどんに
たすけてもらおうと みんなで たのみにいきました。
てんぐどんは にんげんぎらいで がんこです。
里の人々の たのみをきこうとしませんでした。
ところがなぜか、幼い与吉の 泣き顔を見ててんぐどんは 気がかわります。
てんぐどんは 山から山へと かけめぐり、
まほうのうちわで 雨雲を 里の空の上に
あつめました。
おかげで、里は大雨になりました。
力をつかいはたした てんぐどんは、
ながいひげも かみも まっ白に なってしまいました。
だけど与吉や 里の人々と なかよくなって、
てんぐどんの にんげんぎらいも すっかりなおりました。