筋押しミシン加工
ミシン加工
ミシン加工は様々のミシン刃での加工が可能です。
大きく分けて、折りミシン、はがき切り取りミシン、マイクロミシン加工に分類されます。
使用用途をお伝えいただければ適切なミシンピッチをアドバイスいたします。
【注意】
マイクロミシンは、周りの刃物や筋刃の影響を受けやすく、次の工程で断裁加工、折り加工や製本加工がある場合は切れてしまうというトラブルが起きやすいので、使用には十分注意が必要です。
インデックス・角切加工
インデックスは、見出しに使用され、角切は大型ポスターや地図などを本に貼り込むために近年非常に多く利用されるようになりました。
弊社では専用の加工機を2台用意しておりますので、小ロットから大ロットまでの加工に対応することができます。
【注意】
オリジナルで型を作成する場合は2週間以上時間がかかりますので、あらかじめご了承ください。
筋押し加工
薄い紙を折り曲げるときは紙の折り目にヒビが入ることはありませんが、厚い紙を折り曲げると表面がヒビ割れたり、折り曲げを繰り返すと切れてしまったりします。
それは折り曲げた紙の表面が厚みの分だけ引き伸ばされて、紙の繊維が切れたり、また表面に塗ってあるものがはがれたりするためです。
紙の機能も損なわれますし、見た目にも汚く見えますので、それを防ぐために筋押という作業を行います。
刃がついていない凸状の筋刃とそれに対する凹の形をした土台を作って、その間に紙を挟みこみます。
すると挟み込まれた紙の表面は伸ばされ、組織もやわらかくなり、折り曲げをしてもヒビが入らなくなり、繰り返し折り曲げることが可能になります。
紙の厚みや種類によって、筋刃の太さや高さを変え、また凹の部分の幅や高さも変えて、最適な状態を作ります。
一般的には筋刃の押した面が山になるように折って使用します。これを山折(やまおり)といいます。
しかし薄い紙の場合は筋刃で押した面が谷になるように折り曲げて使用することがあります。
それを谷折(たにおり)といいます。筋押を依頼するとき、谷折、山折の指定があるときは、忘れずに御指定ください。
また薄い紙ほど筋押した効果は現れにくいので、折り曲げる目安として使用するとお考えください。
印刷物の乾きや定着が悪いと凸部分のこすれで、印刷物に汚れが発生したり、傷がつきやすくなったりしますので、注意が必要です。
切れや汚れを防ぐためにPP貼りなどの加工をすることも有効な方法です。